コロナ後遺症で学校に行けなくなっている子どもたちがいます。
様々な症状がありますが、重篤な倦怠感で寝たきりになっている子どもも少なくありません。
10代ということで、精神的なもの、思春期特有のものとみなされ、適切な医療につながれていません。
必要な福祉サービスも、社会保障も受けられていません。
教育を受けられず学びからとりこぼされています。
義務教育すら受けられず、進級、進学、内部進学において不利になり、進路が閉ざされています。
不登校ではありません。
学校に行きたくても行けないのです。
また、無理をして登校し病状悪化しています。
体育の見学を認めてもらえず、出席日数でプレッシャーをかけられ、頑張って無理をして病状悪化するケースが後を絶ちません。
コロナ後遺症で人生が一変し、普通の学校生活も日常生活も送ることが出来なくなり、取り残されて絶望し、自死や安楽死を望む子どもたちがいます。
子どものコロナ後遺症の実態を知って下さい。
子どもたちを元気にして下さい。
そして何よりも、どうか治してあげて下さい。
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コロナ後遺症で重篤な倦怠感が長期持続し、寝たきりの子どもたちがいます。
教育から取りこぼされています。
学びが途絶え、進路も途絶えています。
コロナ後遺症は無理をすると悪化します。しかし、学校現場にコロナ後遺症の病態の理解がありません。
出席日数やテストの点数でプレッシャーをかけられ、体育やマラソン大会の見学は許されず、膨大な課題提出を命じられるなど、子どもたちの命を削っている実態があります。
コロナ後遺症患児を、医療的ケア児と同等の病態であることの理解を求めます。
病気療養児として理解し進級進学においても合理的配慮を求めます。
不登校と同じ支援は適切ではありません。
病気になっても障害を負っても、子どもたちが学びたい学校で学び続け卒業できるように、不本意な進路変更がなされないようにして下さい。
学校長判断では、校長ガチャで不公平が生じています。
国公私立を問わず、国が方針を定めて下さい。
〈当会に寄せられた声の一部〉
【保護者】
高校にあがれないと言われた。
通信制高校に転学せざるをえなくなった。
テストを受けられていない。
欠席扱い、成績は全科目「1」
受験する体力がない。学力もない。
オンライン授業は学校の方針でやってもらえない。
オンライン授業は30分が限界。
寝たきりで課題をこなすどころではない。
漢字の読み書き、九九も習わないまま、小学校高学年になってしまった。
学力がつかない。
学力低下が深刻、知能が低下した。
不登校と一緒にされている。
【子ども】
学校に行きたいのに行けない。
脳疲労で勉強できない。
課題ができない。
起き上がれない、頭が働かない。
座って授業を受けられない。
ノートをとるのがしんどい。
友達からサボりと思われている。
IQ下がった、アホになった。
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親子でコロナ感染し、親子で後遺症というケースがあります。
親は育児、家事、仕事に追われるため、完全療養できる子どもよりも症状が悪化し、長期化してしまいます
また、親が罹患することにより、子どもが子どもらしく過ごす時間を奪われます。
母子家庭で母親のほうが重症であった場合、体調の悪い子どもは学校に行けないばかりか、もっと病状の悪い母親の世話をしなければならず、ヤングケアラーになっていたケースもありました。
コロナ後遺症は制度の狭間にあります。
医療につながらず、福祉の手も届いていません。